書くことの癒しの効果 モーニング・ノート


モーニングノートという単語を聞いたことがあるでしょうか?

 

朝起きてからノート3ページ分、好きなことを書き出すというもののことです。

 

やりたいことをやりなさいという本の中で、このモーニングノートが紹介されています。

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

 

モーニングノートでは、3ページはなんでも好きなことを書いていいとされています。

 

このモーニングノートを続けることで、自分のやりたいことが見つかったり、人生が好転したという報告が数多くあるようです。

 

頭の中の考えを書き出すと、一旦頭の外に考えをまとめることで、自分の考えを客観視することもできます。

 

そのため、頭の中の書き出すという行為は癒しの効果があるとも言われています。

 

ものを書くという行為は、しゃべることにも似ていて、「しゃべる」という行為がストレス発散となっている人にとっては代替行為としても役立ちます。

 

しゃべることは多くの人が毎日繰り返しているとは思いますが、ものを書く、特に自分の心のあり方について書くという行為を毎日実践しているのは、ごく限られた人だけのように思います。

 

しゃべることよりも、自分のやりたい時にやりたいだけ実践できるものを書くという行為を続けて見ることで、ストレス軽減やより生産的な毎日を送ることができるのかもしれません。

 

 

 

 

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家畜人ヤプー


家畜人ヤプーという本は以前に発禁処分にもなったことがあると聞いていたので、敬遠していたのですが、SF小説としても名作だとある人に聞いて、挑戦してみました。

あらすじは、日本人男性の主人公とロシア人女性の婚約者同士が、未来世界に招待されるが、そこは日本人は西洋人に家畜として扱われている世界で、愛し合っていたはずの二人がその世界に染まっていってしまうという話です。

家畜として買われている日本人はとにかく虐げられていて、人体改造なども行われる世界。今まで読んだ本の中で一番不愉快な気分になる本だった。ある意味、文字だけでここまで他人を不愉快にさせるのはすごいとは思った。

とにかく描写がこまかく、著者のこの世界に対する執着が感じられて、この世界が実際にあるかもしれないと思わせられた結果なのだと思う。

もう一つ、重要な要素としては、完全なる女性優位の世界だということ。1956年に書かれたということはまだまだ男性がつよくあるべきという時代だったと思うので、その時代に、男性主人公が女性にとことんいじめられるという作品を書いたというのは、だいぶおかしな目で見られたのではと思う。(そもそも現代でも十分気持ち悪いけど・・・)

この作品を書いた沼さんは、実験的にみんなが不愉快になるような設定を作り出したのか、それとも単に個人的な趣味で妄想が止まらなくなったのか、その両方なのか。

とにかく不愉快で、二度と読み返したくないとまで思いましたが、文章の力と、文章でしか表現できないレベルの理解できないものがあるということを思い知ったという意味では、読んでおいて後悔はしない本でした。

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

 

 

 

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FBI心理分析官 異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記


この本はFBI行動科学科の特別捜査官だったレスラーによって書かれたものです。

 

レスラーは心理学的プロファイリングという連続殺人犯の動機や行動パターンを精神科医の協力のもとに推理し、犯人像を割りだすことで、捜査を行なっていました。

 

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)

 

 

映画ハンニバルのモデルとなったことが知られています。

 

ハンニバル (吹替版)

 

また、この本に載っているエドモンド・ケンパーに非常によく似た犯罪者が浦沢直樹のモンスターという漫画に登場します。

 

Monster (1) (ビッグコミックス)

 

本の冒頭には犯罪者の顔写真や被害者の写真が載っていること、

特に残忍な犯罪者について書かれていること、

その犯罪の克明な記録があることなどから刺激の強い内容となっています。

 

本を読み進めると、まず、気づくのは特にこういった連続殺人犯はほぼ男性であることに気づきます。

また、その内、性犯罪に分類されるものが多く、その加害者はほぼ35歳以下となります。

 

そのため、この本に登場する猟奇的、大量殺人犯は青年から35歳未満男性がほとんどです。

ですが、その中でも殺人者たちを2つのタイプに分類できるそうです。

 

それは

 

秩序型→計画的な犯行

無秩序型→突発的、重い精神病を患っていることもある

 

という分類です。

 

この2つの分類によって、犯罪者の教育環境、精神状態、身体的魅力、生い立ちなどが推測されます。

 

恐ろしいことに前者の秩序型犯罪者は知能が高く、高等教育を受けており、安定した職業について、特定のガールフレンドがいる場合も多いそうです。

 

こういった、社会適応能力の高い犯罪者の存在が一定数いることは、世界中で報告されており、

犯罪者には必ず何かしらの目に見えるおかしなところがあるというわたしたちの思い込みとは正反対でとても恐ろしく感じました。

 

 

 

 

 

 

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わたしを離さないで


ドラマ化されたイシグロ カズオの「私を離さないで」の感想とその他の代表作をまとめました。

わたしを離さないで』を最初読んだときは、前半あまりにも単調だったので、読むのやめようかとおもいました。

ですが、その世界の仕組み、主人公たちの置かれた状況がわかったとたん、前半の穏やかさが、ありがたく思う一方、恐ろしくなって、もう一度読み返さなくてという衝動に駆られました。

ですが、ドラマではネタバレが最初にあったそうで、それでは、仕組みがわかった時のアッというわせる感じが全くでないじゃないか・・・と思ったので、できればドラマやネタバレのブログはみずに、多くの人に原作を読んでほしいなあと思いました。

あの前半の退屈さ・穏やかさを乗り越えてやっとわかるこの本のすごさのようなものを味わえないのはすごくもったいない気がしました。

映画化もされていて、 パイレーツ・オブ・カリビアン、イミテーションゲームのキーラ・ナイトレイが出演しているようでした。
大きな写真、キーラ・ナイトレイ、下唇かむ。

作者のイシグロ カズオさんは日系イギリス人作家で、1989年に長編小説『日の名残り』でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞したそうです。

レクター博士(ハンニバル)を演じたアンソニー・ホプキンスで映画化されたようです。
英米でベストセラーとなったカズオ・イシグロの最新長篇『わたしを離さないで』は、発売後ただちに《タイム》誌のオールタイムベスト 100に選ばれたそうです。

ハンニバル (字幕版)

ほかにも《ニューヨーク・タイムズ》《パプリッシャーズ・ウィークリ ー》《シアトル・タイムズ》《グローブ・アンド・メール》の主要紙誌においても2005年のベストブックの一冊に選定されたとのことです。

世界でもっとも有名な日本人のひとりと聞いたことがありましたが、イギリスに住んでいた期間が圧倒的に長いようなので、日本人と言えるのか不明でした。

正直そんな有名な人が日本人の作家にいたとは全く知りませんでした。

まだ、わたしを離さないでしか読んでないので、わからないけれど、何冊か読んだら、まとめたいと思います。

 

 

 

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マスターの教え


マスターの教えという本を知っているでしょうか?

この本は、

「カリフォルニア出版という名の出版社から1929年に出版されましたが、この出版社はすでになく、著者についても何の情報も発見されなかった」本です。

この本には、主人公とその友人、その友人を導き、その後に主人公をも導くマスターというふしぎなちからをもった人物が登場します。人生において、願望を達成するための方法について書かれています。

この本は、まるでえほんのように、簡単に読めますが、何度読んでも、完全に理解することができません。

読み返すとかならず、初めて読んだ本であるかのような印象をうけます。

また、ふしぎな、ふつうではない力によって、主人公が導かれます。童話やファンタジーのような気もしてきますが、魔法のように非現実的なものは登場しません。

1929年に出版された本ですが、使い古されたストーリーではなく、もっと普遍的なものがたりを読んでいるかのような感覚になります。

心のあり方の説明があり、心理学の知識を持った人が書いているような気もしますが、もっと抽象的です。

とてもうすい文庫本なので、1度読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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何歳で実家を出るべきか?


ひとは何歳で家を出るべきでしょうか?

海辺のカフカのなかではカフカは15歳で家を出て、その年齢から早すぎても遅すぎてもダメだと言っています。

海辺のカフカを読んで、この小説を好きだなと思った人の中には、うらやましいとおもった人がいるかもしれませんが、15歳というのは、家出したくてもなかなかできない年齢だと思います。

この小説のカフカの場合、父親から「呪い」のような言葉をかけ続けられていて、その「呪い」を実現させないために、家出をします。

現実世界でも肉体的・精神的虐待をそのように受けていれば、15歳と言わず、もっと早くに家を出るべき人もいるかもしれません。

ですが、そうでない場合はどうなのでしょうか?

例えば、全寮制の高校などに入学すれば、早くて、16歳で実家を出る人もいるかもしれませんが、それでもかなり早い方だと、言われるのではないでしょうか?

一方、大学に入学するのと同時にひとり暮らしを始めるのは、そんなに珍しいことでは、なくなってきます。大体、19〜20歳くらいでしょうか。

ではいつになると遅すぎるでしょうか?

30歳くらいだと、「そろそろ家を出なくては」と自分自身でも思いはじめるかもしれません。

自分の経験になりますが、大学に入学するのと同時にひとり暮らしを始め、経済的には自立は出来ていませんでした。

ですが、それでも、ひとりになることで、精神的に孤立することが、影響を及ぼしました。

ひとりになることのメリットは、すべて自分でやらなくてはいけないという意識に変わることだと感じました。

協力しあった方が、はかどることもあるけれど、「解決するかどうかは、結局はすべて自分次第だ。」という感覚を一度ひとり暮らしのときに得たのは、今も生かされているようにおもいます。

たとえ、ひとり暮らしで経済的に親から自立できていなくても、その後誰かと暮らすことになるにせよ、とにかく人生の十代、二十代で一旦ひとりになることは、得るものが大きいとおもいます。

 

 

 

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才能を伸ばすシンプルな方法


著者は雑誌の取材で世界各地の才能開発所を訪問した経験があり、この本は才能開発に関する新しい科学についても言及されている。

具体的には、才能は遺伝よりもむしろ行動によって培われるという考えを持つアンダースエリクソン、ダグラスフィールズ、ロバートビョーク博士らの考えを紹介している。

著者の本を書こうと思い立ったきっかけは、スパルタク テニスクラブでの視察だった。

このクラブて行われていることを、持ち帰り、身の回りで実践してみると劇的な効果が現れた。

それは、

新しい動きを大げさに表現する

練習スペースを縮小する

仮眠をとる

などだった。

そのような秘訣を著者は世界各地の才能開発に関する施設で拾い集め、いつしかかなりの量に達したので、科学的根拠とともに一冊の本にまとめたのがこの本だ。

この本は3つの章にわかれていて

1 モチベーションに火をつけ、スキルの青写真を描く

2 最小の時間で最大の上達を目指す

3 長期的成功を収めるための習慣を確立する方法の紹介

今回は1章の前半についてまとめようと思う。

なりたい人をじっと見つめる

どの才能開発所でも、学習者に膨大な時間を費やして、その道の超一流のエキスパートを観察するように促すそうだ。

まず、学習者に必要なのは、なりたい人を毎日観察し、そのイメージを脳裏に焼き付けること、自分もそうなれると思い込むことだからだ。

憧れの人と接点を持つだけでもモチベーションはかなり上がるし、ある国で1人のプロが生まれると、優れた選手が後に続いて多く生まれるということはよく聞く話だ。憧れの選手の写真や動画を見るだけで、意識はかなり変わる。

達人のスキルを脳内で疑似体験する

次に、達人のスキルをできるだけ再現できるようにパターンを繰り返す。

例えば、肉体的スキルを伸ばしたければ、動きとリズムを意識して、相手の体の中に入り込んだ様子をイメージする。

知的なスキルの場合、チェスだったら、名勝負を一手ごとに心の中で再現し、講演家は名演説をそのままの抑揚で何度も繰り返す。

ピカソが優れた芸術家は借りる。偉大な芸術家は盗む。と言ったように、達人のスキルを何度も再現して盗む、つまり自分のものにしてしまうことがこの段階で重要になる。

そして、やりっぱなしにするのではなく、今日の結果、明日の課題、翌週の目標をメモして、自分の状況、やったことを把握することが大切だ。

背伸びしよう

世の中はミスを悪いと決めつけるし、私たち自身もミスすることを恐れてしまうことが多い。

けれど、自分の能力の向上を一番に考えると、ミスというのはすごく意味のある事になる。

なぜなら、自分の能力の限界付近のことをしたということの証明になるし、そこから得られる情報はこれから軌道修正するためにすごく大切な情報になるからだ。

この『背伸び』をすることが脳にあたらしい神経回路を作り出す唯一の方法だ。

生産的なミスをするためには、普通では奇妙で異様な行動を率先してやってみよう。

例えば、メドウマウント音楽学校の生徒は、通行人がどの曲を聴いているのかわからないほどの超スローテンポで演奏することにより、通常のスピードの演奏では見つけることのできない細かなミスを発見するそうだ。

いつもの練習にこだわるのはやめよう。

豪華な環境よりも質素な環境を

私たちはとかく豪華な道具さえあれば、もっとうまくなれるのにと考えがちだし、世の中にはそういった人たちのためにバラエティーに富んだ商品が用意され、つねにそういった商品を売りつけようとする企業の挑発にさらされている。

でも用途に応じた包丁を10本用意したとしても1本の包丁を持った職人に料理の腕で勝てない。

豪華さは、『これさえあればもう大丈夫』『やっと成功したのだから、そんなに頑張らなくてもいいか』などと無意識に人を安心させてしまう。

それに比べて、飾り気のない質素な空間は気持ちを落ち着けて目の前の課題に集中させてくれる。

もし選べるのなら、質素な環境を選ぼう。

ハードスキルとソフトスキル

ハードスキルというのはいつもできるだけ正確に行われるべき行為のことだ。(例えばテニスのサーブなど)

一方、ソフトスキルというのは状況に柔軟に対応するためのスキルのことを指す。(例えば、サッカー選手がディフェンスの弱点を見抜いて攻撃に転じる行為など)

まずはソフトスキルとハードスキルのどちらを伸ばしたいのか、見極めよう。

一つの基準は、そのスキルが教師に教えられるものかどうかだ。例えばハードスキルを主とするバイオリン奏者やフィギュアスケート選手は常にコーチがついているが、ソフトスキルを求められる経営者や大道芸人はコーチの指導を受けない。
思ったより長くなってしまいました。。

けど個人的には面白い本だったし、いろんなチップスが乗ってたのでまとめちゃおうと思います。

ハードスキルのもっとも大切な要素

ハードスキルでは、できるだけ正確に行うことが最も重視される。

それを達成するには何度も繰り返すことが大事になる。

測定できる要素があるのならば、それを毎回測って、自分の能力の伸び率を記録してみるとよい。

1度に行うのはできるだけ単純であることがいい。

ソフトスキルのもっとも大切な要素

ソフトスキルを伸ばすのはできるだけ困難な状況で、いつも自分に試練を与える方法を探している積極果敢で、好奇心旺盛で、実験好きなタイプをめざす。

例えば、ブラジルのサッカーチームではバスケットコートほどの大きさの中で展開がものすごく早い5対5の独特のゲームで選手を鍛える。通常の6倍の接触プレーを引き起こすため、即座にパターンを読む能力が養われる。

よいコーチに出会おう

よいコーチを見極めるときのポイント

・すばらしいコーチと出会うと、畏敬の念が湧き上がり、少し脅されるような感覚になる。

・簡潔で明確なアドバイスを与えてくれる。すぐれたコーチは雑談に時間を費やすようなことはしない。

・基礎を重視してくれる。

 

才能を伸ばすシンプルな本

 

 

 

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私がシェイクスピア作品が好きな理由


海外文学が苦手で、小説になるとほぼ全く読まないか、読んでもしっくりこないので、読み返すほど好きな作家というのはほとんどいない。
なんだけど、シェイクスピアだけはなんだか読めてしまう。
翻訳の良し悪しの問題なのかと思っていたけど、なにか違うみたい。
翻訳の評判が悪くてもシェイクスピアは最後まで読める。

多分、シェイクスピアが好きなのは文化の違いを感じないところ。

もっと言えば、男らしさとか女らしさとかも、本能のレベルで描かれているから、嫌な気分にならないというか、共感できなくても、そういう生き物なんだなと、納得してしまう。
普遍性が、よくシェイクスピアを賞賛するときに指摘されるようだけど、時代も国も違う人たちに感情移入出来る自分を自覚することができる。
コミュニケーションに問題があっても、根っこが同じだから、いつか分かり合える可能性があるんじゃないかと、気が休まることもある。
ただ、やっぱり嫌な奴や困った人間はどの国にもいるのか。やっぱり、どこも大変なんだなみたいな気分になるときもある。
そういうところが多分他の作家ではなかなか感じることのできない、読んでいるときのしっくり感、登場人物が実在しているような気持ちに繋がってるんだと思う。

 

 

 

 

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丸善で見つけた面白い本


丸善で見つけて、試し読みして良かったので、いつか買いたいなと思った本をリストアップ。

 

 

 

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三大奇書のうちの一つ『虚無への供物』を読んで


虚無への供物というのは、夢野久作のドグラマグラ、 小栗虫太郎の黒死舘殺人事件とともに日本の三大奇書に挙げられている。

推理小説でありながら、推理小説ではない、アンチ・ミステリーと呼ばれているらしい。

推理小説を大量に読んでる人は、推理小説に対する思い込みも強い分、驚きも多いと思うのでおすすめの本かもしれない。

以下若干ネタバレなので、読んだ人もしくは絶対読まない人だけ読んでもらいたい。

中井英夫さんの本は私はこれで初めて知った。

アンチ・ミステリーと呼ばれている理由として、私が思ったところをあげていきたいと思う。

この作品は、とにかく探偵役として立候補する登場人物が多すぎる。

しかも、だれもかれも立候補する割に、推理が雑なのでまったく解決に向かわないので、読者は推理小説の文体と体裁を持っているこの本と探偵役に対する信頼・期待を裏切られ続けるという構造になっている。

そんなに推理小説を読まない私でも、すっかり推理小説は、探偵役という絶対的存在が必ず事件を解決するのだという思い込みによって騙されてしまった。

ちなみに、結局ものがたりの終盤まで登場人物のほとんどが探偵役を名乗り出て、探偵が増えていき、推理を披露し続け、結局だれも犯人を突き止めることはできず、最終的には犯人が自白し始めるというラスト。

思い込みってホントに怖いなって思ったのは、さんざん出てくる探偵役が信用ならないという展開を目にしていたのに、最後の最後まで、新しい人が推理始めると『この人が事件を解決するのかな』とつい期待してしまった。

推理小説を大量に読んでる人は思い込みも強いから、その分驚きも多いと思うのでおすすめの本かもしれない。

 

 

 

 

 

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