わたしを離さないで


ドラマ化されたイシグロ カズオの「私を離さないで」の感想とその他の代表作をまとめました。

わたしを離さないで』を最初読んだときは、前半あまりにも単調だったので、読むのやめようかとおもいました。

ですが、その世界の仕組み、主人公たちの置かれた状況がわかったとたん、前半の穏やかさが、ありがたく思う一方、恐ろしくなって、もう一度読み返さなくてという衝動に駆られました。

ですが、ドラマではネタバレが最初にあったそうで、それでは、仕組みがわかった時のアッというわせる感じが全くでないじゃないか・・・と思ったので、できればドラマやネタバレのブログはみずに、多くの人に原作を読んでほしいなあと思いました。

あの前半の退屈さ・穏やかさを乗り越えてやっとわかるこの本のすごさのようなものを味わえないのはすごくもったいない気がしました。

映画化もされていて、 パイレーツ・オブ・カリビアン、イミテーションゲームのキーラ・ナイトレイが出演しているようでした。
大きな写真、キーラ・ナイトレイ、下唇かむ。

作者のイシグロ カズオさんは日系イギリス人作家で、1989年に長編小説『日の名残り』でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞したそうです。

レクター博士(ハンニバル)を演じたアンソニー・ホプキンスで映画化されたようです。
英米でベストセラーとなったカズオ・イシグロの最新長篇『わたしを離さないで』は、発売後ただちに《タイム》誌のオールタイムベスト 100に選ばれたそうです。

ハンニバル (字幕版)

ほかにも《ニューヨーク・タイムズ》《パプリッシャーズ・ウィークリ ー》《シアトル・タイムズ》《グローブ・アンド・メール》の主要紙誌においても2005年のベストブックの一冊に選定されたとのことです。

世界でもっとも有名な日本人のひとりと聞いたことがありましたが、イギリスに住んでいた期間が圧倒的に長いようなので、日本人と言えるのか不明でした。

正直そんな有名な人が日本人の作家にいたとは全く知りませんでした。

まだ、わたしを離さないでしか読んでないので、わからないけれど、何冊か読んだら、まとめたいと思います。

 

 

 

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マスターの教え


マスターの教えという本を知っているでしょうか?

この本は、

「カリフォルニア出版という名の出版社から1929年に出版されましたが、この出版社はすでになく、著者についても何の情報も発見されなかった」本です。

この本には、主人公とその友人、その友人を導き、その後に主人公をも導くマスターというふしぎなちからをもった人物が登場します。人生において、願望を達成するための方法について書かれています。

この本は、まるでえほんのように、簡単に読めますが、何度読んでも、完全に理解することができません。

読み返すとかならず、初めて読んだ本であるかのような印象をうけます。

また、ふしぎな、ふつうではない力によって、主人公が導かれます。童話やファンタジーのような気もしてきますが、魔法のように非現実的なものは登場しません。

1929年に出版された本ですが、使い古されたストーリーではなく、もっと普遍的なものがたりを読んでいるかのような感覚になります。

心のあり方の説明があり、心理学の知識を持った人が書いているような気もしますが、もっと抽象的です。

とてもうすい文庫本なので、1度読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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何歳で実家を出るべきか?


ひとは何歳で家を出るべきでしょうか?

海辺のカフカのなかではカフカは15歳で家を出て、その年齢から早すぎても遅すぎてもダメだと言っています。

海辺のカフカを読んで、この小説を好きだなと思った人の中には、うらやましいとおもった人がいるかもしれませんが、15歳というのは、家出したくてもなかなかできない年齢だと思います。

この小説のカフカの場合、父親から「呪い」のような言葉をかけ続けられていて、その「呪い」を実現させないために、家出をします。

現実世界でも肉体的・精神的虐待をそのように受けていれば、15歳と言わず、もっと早くに家を出るべき人もいるかもしれません。

ですが、そうでない場合はどうなのでしょうか?

例えば、全寮制の高校などに入学すれば、早くて、16歳で実家を出る人もいるかもしれませんが、それでもかなり早い方だと、言われるのではないでしょうか?

一方、大学に入学するのと同時にひとり暮らしを始めるのは、そんなに珍しいことでは、なくなってきます。大体、19〜20歳くらいでしょうか。

ではいつになると遅すぎるでしょうか?

30歳くらいだと、「そろそろ家を出なくては」と自分自身でも思いはじめるかもしれません。

自分の経験になりますが、大学に入学するのと同時にひとり暮らしを始め、経済的には自立は出来ていませんでした。

ですが、それでも、ひとりになることで、精神的に孤立することが、影響を及ぼしました。

ひとりになることのメリットは、すべて自分でやらなくてはいけないという意識に変わることだと感じました。

協力しあった方が、はかどることもあるけれど、「解決するかどうかは、結局はすべて自分次第だ。」という感覚を一度ひとり暮らしのときに得たのは、今も生かされているようにおもいます。

たとえ、ひとり暮らしで経済的に親から自立できていなくても、その後誰かと暮らすことになるにせよ、とにかく人生の十代、二十代で一旦ひとりになることは、得るものが大きいとおもいます。

 

 

 

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才能を伸ばすシンプルな方法


著者は雑誌の取材で世界各地の才能開発所を訪問した経験があり、この本は才能開発に関する新しい科学についても言及されている。

具体的には、才能は遺伝よりもむしろ行動によって培われるという考えを持つアンダースエリクソン、ダグラスフィールズ、ロバートビョーク博士らの考えを紹介している。

著者の本を書こうと思い立ったきっかけは、スパルタク テニスクラブでの視察だった。

このクラブて行われていることを、持ち帰り、身の回りで実践してみると劇的な効果が現れた。

それは、

新しい動きを大げさに表現する

練習スペースを縮小する

仮眠をとる

などだった。

そのような秘訣を著者は世界各地の才能開発に関する施設で拾い集め、いつしかかなりの量に達したので、科学的根拠とともに一冊の本にまとめたのがこの本だ。

この本は3つの章にわかれていて

1 モチベーションに火をつけ、スキルの青写真を描く

2 最小の時間で最大の上達を目指す

3 長期的成功を収めるための習慣を確立する方法の紹介

今回は1章の前半についてまとめようと思う。

なりたい人をじっと見つめる

どの才能開発所でも、学習者に膨大な時間を費やして、その道の超一流のエキスパートを観察するように促すそうだ。

まず、学習者に必要なのは、なりたい人を毎日観察し、そのイメージを脳裏に焼き付けること、自分もそうなれると思い込むことだからだ。

憧れの人と接点を持つだけでもモチベーションはかなり上がるし、ある国で1人のプロが生まれると、優れた選手が後に続いて多く生まれるということはよく聞く話だ。憧れの選手の写真や動画を見るだけで、意識はかなり変わる。

達人のスキルを脳内で疑似体験する

次に、達人のスキルをできるだけ再現できるようにパターンを繰り返す。

例えば、肉体的スキルを伸ばしたければ、動きとリズムを意識して、相手の体の中に入り込んだ様子をイメージする。

知的なスキルの場合、チェスだったら、名勝負を一手ごとに心の中で再現し、講演家は名演説をそのままの抑揚で何度も繰り返す。

ピカソが優れた芸術家は借りる。偉大な芸術家は盗む。と言ったように、達人のスキルを何度も再現して盗む、つまり自分のものにしてしまうことがこの段階で重要になる。

そして、やりっぱなしにするのではなく、今日の結果、明日の課題、翌週の目標をメモして、自分の状況、やったことを把握することが大切だ。

背伸びしよう

世の中はミスを悪いと決めつけるし、私たち自身もミスすることを恐れてしまうことが多い。

けれど、自分の能力の向上を一番に考えると、ミスというのはすごく意味のある事になる。

なぜなら、自分の能力の限界付近のことをしたということの証明になるし、そこから得られる情報はこれから軌道修正するためにすごく大切な情報になるからだ。

この『背伸び』をすることが脳にあたらしい神経回路を作り出す唯一の方法だ。

生産的なミスをするためには、普通では奇妙で異様な行動を率先してやってみよう。

例えば、メドウマウント音楽学校の生徒は、通行人がどの曲を聴いているのかわからないほどの超スローテンポで演奏することにより、通常のスピードの演奏では見つけることのできない細かなミスを発見するそうだ。

いつもの練習にこだわるのはやめよう。

豪華な環境よりも質素な環境を

私たちはとかく豪華な道具さえあれば、もっとうまくなれるのにと考えがちだし、世の中にはそういった人たちのためにバラエティーに富んだ商品が用意され、つねにそういった商品を売りつけようとする企業の挑発にさらされている。

でも用途に応じた包丁を10本用意したとしても1本の包丁を持った職人に料理の腕で勝てない。

豪華さは、『これさえあればもう大丈夫』『やっと成功したのだから、そんなに頑張らなくてもいいか』などと無意識に人を安心させてしまう。

それに比べて、飾り気のない質素な空間は気持ちを落ち着けて目の前の課題に集中させてくれる。

もし選べるのなら、質素な環境を選ぼう。

ハードスキルとソフトスキル

ハードスキルというのはいつもできるだけ正確に行われるべき行為のことだ。(例えばテニスのサーブなど)

一方、ソフトスキルというのは状況に柔軟に対応するためのスキルのことを指す。(例えば、サッカー選手がディフェンスの弱点を見抜いて攻撃に転じる行為など)

まずはソフトスキルとハードスキルのどちらを伸ばしたいのか、見極めよう。

一つの基準は、そのスキルが教師に教えられるものかどうかだ。例えばハードスキルを主とするバイオリン奏者やフィギュアスケート選手は常にコーチがついているが、ソフトスキルを求められる経営者や大道芸人はコーチの指導を受けない。
思ったより長くなってしまいました。。

けど個人的には面白い本だったし、いろんなチップスが乗ってたのでまとめちゃおうと思います。

ハードスキルのもっとも大切な要素

ハードスキルでは、できるだけ正確に行うことが最も重視される。

それを達成するには何度も繰り返すことが大事になる。

測定できる要素があるのならば、それを毎回測って、自分の能力の伸び率を記録してみるとよい。

1度に行うのはできるだけ単純であることがいい。

ソフトスキルのもっとも大切な要素

ソフトスキルを伸ばすのはできるだけ困難な状況で、いつも自分に試練を与える方法を探している積極果敢で、好奇心旺盛で、実験好きなタイプをめざす。

例えば、ブラジルのサッカーチームではバスケットコートほどの大きさの中で展開がものすごく早い5対5の独特のゲームで選手を鍛える。通常の6倍の接触プレーを引き起こすため、即座にパターンを読む能力が養われる。

よいコーチに出会おう

よいコーチを見極めるときのポイント

・すばらしいコーチと出会うと、畏敬の念が湧き上がり、少し脅されるような感覚になる。

・簡潔で明確なアドバイスを与えてくれる。すぐれたコーチは雑談に時間を費やすようなことはしない。

・基礎を重視してくれる。

 

才能を伸ばすシンプルな本

 

 

 

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私がシェイクスピア作品が好きな理由


海外文学が苦手で、小説になるとほぼ全く読まないか、読んでもしっくりこないので、読み返すほど好きな作家というのはほとんどいない。
なんだけど、シェイクスピアだけはなんだか読めてしまう。
翻訳の良し悪しの問題なのかと思っていたけど、なにか違うみたい。
翻訳の評判が悪くてもシェイクスピアは最後まで読める。

多分、シェイクスピアが好きなのは文化の違いを感じないところ。

もっと言えば、男らしさとか女らしさとかも、本能のレベルで描かれているから、嫌な気分にならないというか、共感できなくても、そういう生き物なんだなと、納得してしまう。
普遍性が、よくシェイクスピアを賞賛するときに指摘されるようだけど、時代も国も違う人たちに感情移入出来る自分を自覚することができる。
コミュニケーションに問題があっても、根っこが同じだから、いつか分かり合える可能性があるんじゃないかと、気が休まることもある。
ただ、やっぱり嫌な奴や困った人間はどの国にもいるのか。やっぱり、どこも大変なんだなみたいな気分になるときもある。
そういうところが多分他の作家ではなかなか感じることのできない、読んでいるときのしっくり感、登場人物が実在しているような気持ちに繋がってるんだと思う。

 

 

 

 

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丸善をふらふらして見つけた面白い本


丸善で見つけて、試し読みして良かったので、いつか買いたいなと思った本をリストアップ。

 

 

 

 

 

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三大奇書のうちの一つ『虚無への供物』を読んで


虚無への供物というのは、夢野久作のドグラマグラ、 小栗虫太郎の黒死舘殺人事件とともに日本の三大奇書に挙げられている。

推理小説でありながら、推理小説ではない、アンチ・ミステリーと呼ばれているらしい。

推理小説を大量に読んでる人は、推理小説に対する思い込みも強い分、驚きも多いと思うのでおすすめの本かもしれない。

以下若干ネタバレなので、読んだ人もしくは絶対読まない人だけ読んでもらいたい。

中井英夫さんの本は私はこれで初めて知った。

アンチ・ミステリーと呼ばれている理由として、私が思ったところをあげていきたいと思う。

この作品は、とにかく探偵役として立候補する登場人物が多すぎる。

しかも、だれもかれも立候補する割に、推理が雑なのでまったく解決に向かわないので、読者は推理小説の文体と体裁を持っているこの本と探偵役に対する信頼・期待を裏切られ続けるという構造になっている。

そんなに推理小説を読まない私でも、すっかり推理小説は、探偵役という絶対的存在が必ず事件を解決するのだという思い込みによって騙されてしまった。

ちなみに、結局ものがたりの終盤まで登場人物のほとんどが探偵役を名乗り出て、探偵が増えていき、推理を披露し続け、結局だれも犯人を突き止めることはできず、最終的には犯人が自白し始めるというラスト。

思い込みってホントに怖いなって思ったのは、さんざん出てくる探偵役が信用ならないという展開を目にしていたのに、最後の最後まで、新しい人が推理始めると『この人が事件を解決するのかな』とつい期待してしまった。

推理小説を大量に読んでる人は思い込みも強いから、その分驚きも多いと思うのでおすすめの本かもしれない。

 

 

 

 

 

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部屋が汚いのは自尊心の低さが原因かもしれない ~モノが少ないと快適に働けるを読んで~


モノが少ないと、という表題だが、この本での筆者がいかに厳選したものを大切にしているかが伝わってくる。

今現在使っているおすすめの文房具とかアイテムとかも紹介してあって、ついついほしくなってしまうものもたくさんあった。

ものを捨てられない人たちが抱える不安について

ものを持っている数というのは田舎とか、家の大きさにももちろん依存するとは思うんだけど、やっぱりその人の性格が大きく影響しているような気がする。

極端な例では、強迫性障害の症状の一つに過剰にものを集めてしまったり、捨てられなかったりというため込み症候群というのがあるらしい。こういった症状を突き詰めると将来に対する不安が原因のようだ。
何冊か片づけを達成するための本を読んだけど、やはり病院に通うほどの症状が出ていなくとも、物を捨てられない人というのは将来に対する強い不安を抱えていることが多かったり、自尊心が低い人が多いらしい。

ずいぶん長く、断捨離が流行っているのは、ものを捨てられないという人は日本に本当にたくさんいて、国全体が不安を抱えているせいなのかもしれない。

精神的な問題が部屋に影響を与える場合もあれば、逆に精神的な問題が片づけをすることで改善されることがあるらしい。

どこで読んだか忘れてしまったけれど(すみません)、ほかの国に比べて、日本人のうつは片づけることで治ることが多いらしい。カウンセリングよりも効く人もいるらしい。

実際のところ、一人ひとりがどのくらいのアイテム数のものを持っているのか、減らしたらどのくらい気分が明るくなったかとかそういった研究があったら面白いのになと思う。
厳選したものを大切にすることから生まれる幸福感
この本ではすでに物を少なくすることを達成した著者が、ものが少ないと、持っているもの、残したものへの愛着が分散することがないので幸せそうだというのが文章の端々から伝わってきた。こういったものを生かしているという感覚が大切なのかなと思う。

この本をよんだあとでは、断捨離したあとの生活のビジョンが非常に明確になったので、ものを捨てることはそのあとの生活をよりよくするためのものだから、ものを捨てることに対する罪悪感がなくなったのがすごく良かった。

こんまり先生も言っていたけど、片づけるときのコツは、ものを減らすと思うのではなく、残すものを選んで、残したものを大切にするというのがやはり大切なんだなあと思った。

モノが少ないと快適に働ける―書類の山から解放されるミニマリズム的整理術

 

 

 

 

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スタンフォードの自分を変える教室を読んでみた


★瞑想の練習を三時間行うと注意力と自制心が増加 P.51

★ もしもやめたい習慣があれば、それを毎日続けなくてはならない。つづけたらどうなるのかを考える。 P.152

チョコバーを毎日食べることを想像して、毎日たべるとどうなるのかを考えると・・・

★「健康ハロー現象」何か良い選択をすると、悪い選択が許される気がする。お皿にレタスが引いてあると、たくさん肉を食べてもいいのではないかと勘違い P.154

★ 本当のストレス解消になるものとただの病み付きになっている惰性の刺激を見極める。p.207

【効果的】
エクササイズ・スポーツをする
読書や音楽を楽しむ
家族や友達と過ごす
マッサージを受ける
瞑想やヨガをする
外に出て散歩する
クリエイティブな趣味の時間を過ごす

【逆効果】
ギャンブル
タバコ
お酒
やけ食い
テレビゲーム
インターネット
テレビや映画を2時間以上見る

 

 

 

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60分で読めるけれど一生あなたを離さない本、『アイディアの作り方』


著者は広告代理店の役員を務めていた時に、ある人に『どうやったらあなたのようにアイディアをいくつも作ることができるのか?』と尋ねられ、その結果、この本の核となるアイディアを思いついた。

以下参考になったところ。

この世界の全人間は2つの主要なタイプに分類できる。(P.21)

この二つのグループはスペキュラトゥールとランチエと名付けられた。

前者は<投機的>を語源とする。このタイプの人間は新しい組み合わせの可能性に常に夢中になるという顕著な特徴を持っている。

後者はスペキュラトゥールに操作される側の、型にはまった、想像力に乏しい人間たちを指す。

この本にはこのスペキュラトゥールの側に立つための”技術”が書かれている。

”技術”といったのには理由がある。

どんな技術を習得するにも、学ぶべき大切なことはまず第一に原理であり、第二に方法である。(P.25)

アイディアの作り方についても同じことが言えるという。

アイディアを作るというのは、才能やひらめきに依存して、一部の人間にのみ起こることだと思われがちだけれど、この本では誰でも身に着ける可能性を持った技術だという前提を提示している。

アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせに過ぎない。(P.28)

アイディアを作成する段階は5つに分けられる。(~P.54)いろんな具体例あり

1.資料を蓄える。

2.資料を咀嚼する。

3.寝かせる。意識の外に追い出す努力をする。

4.アイディアの誕生。

5.現実の有用性に合わせて、具体的な形にまとめる。

これを繰り返すこと。1,2が不十分であれば、ひらめきは訪れることはない。

~おまけ~

本のテーマとは直接関係ないけど、竹内均先生の解説で個人的にいいなあと思った部分を抜粋。

①好きなことをやり、

②それで食べることができ、

③そのうえそれが他人のためにもいささか役に立った人生

が自己実現の人生であり、理想の人生である。

めざしたいなあと思った。

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