LSDやMDMAなどの幻覚剤が将来うつ・不安障害などの精神疾患治療に使用されるかもしれない


LSDやMDMAのはうつ病に効く?

LSDやMDMAなどの覚せい剤は、サイケデリックな幻覚作用を引き起こすことが知られており、サイケデリックともよばれています。

これらの薬剤が、樹状突起およびシナプスを増加させることが新しくわかりました。

カリフォルニア大学のDavisをはじめとする研究チームはこれらの作用を利用することにより、うつや不安障害などの患者の機能不全におちいった神経回路を修復できるのではないかと考えているそうです。

世界中の注目を集めるうつ病治療の新薬ケタミン

今現在、うつ病の新薬として、臨床試験が実施されているケタミンと呼ばれる物質も副作用として、幻覚を引き起こすことが知られています。

もともと麻酔薬として使用されていたケタミンは難治性のうつ病を非常に短時間で緩解させるなど、優れた成績を臨床試験でおさめているため、まだ市場に出回っていないものの、世界中の研究者や医療関係者の注目を集めています。

精神疾患治療薬はなかなか新薬が登場しないこともあり、まだ承認されていないにもかかわらず、ケタミンを適応外処方するといったことが行われるほどに、期待が高まっています。

一般的に抗うつ剤の効き目はなかなか表れないことが有名ですが、ケタミンは2時間後にうつを改善するといった点で、従来の薬剤とは一線を画しているといえます。

ケタミンと似た作用をもつサイケデリックDMT

Olsonらの研究チームによると、ayahuascaと呼ばれるアマゾンのハーブティーの中から発見されたサイケデリック化合物であるDMTによって引き起こされた作用はケタミンのもたらす効果とも似通っていたそうです。

このDMTは1時間で体内から排除されますが、回路の修復は24時間後に開始されるそうです。

このDMTはPTSDのモデル動物であるラットの恐怖反応の克服治療に効果を示したそうです。



これらのことから、世に幻覚剤・覚せい剤として出回っている薬物がケタミンに次ぐ新たな精神疾患治療薬になるのではないかという期待が高まっているそうです。

参考URL:

Ketamine and Psychedelic Drugs Change Structure of Neurons

Psychedelics Promote Structural and Functional Neural Plasticity

C.Alexandra et al., 2018 Cell Reports

うつ病治療薬として臨床試験が進むケタミン





 

 

 

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