考えないこと・流されることをやめるためには -ナポレオン・ヒルの悪魔を出し抜け!を読んで-


今回は、成功哲学や思考は現実化するなどの著作で有名なナポレオン・ヒルの著作・悪魔を出し抜け!を紹介したいと思います。

この本は、ナポレオン・ヒルの奥さんが公表に反対したため、1938年に書かれたにも関わらず2016年まで出版されませんでした。

なぜかというと、この本には『悪魔』が登場し、ナポレオン・ヒルと対話するところが描かれているため、ナポレオン・ヒルが教会から攻撃を受けるのではないかと奥さんが心配したからだそうです。

今読めば、表現のひとつなのかな、比喩の1つなのかなという発想ももちろんできるレベルの表現でしたが、本の内容の大半が悪魔とナポレオン・ヒル本人との対話なので、しばらく読み続けていると流石に、この本を書いたときはすこしまともではなかったのかな??という印象を持ってしまいました。

この本を出版するときは、なにか人知を超えたものに執着していたのかもしれません。

Tama66 / Pixabay

内容的には引き寄せの法則に近いものがあって、当時出されていればシークレットなどと同じくらいのベストセラーになったのかもしれないとの印象を受けました。

けれど、宗教や教育を真っ向から批判しているのところなどが、当時であればかなり問題視されたのだろうなという内容で、過激だなという印象を受けました。

例えば、”流される習慣”という章では、悪魔が以下のような発言をします。

宗教指導家たちが対抗勢力を讃えようとするときは、ふつう私(悪魔)の名前を出して子どもたちを怯えさせるが、これはすべて私が彼らにやらせていることなのだ。

と宗教について言及したり、

学校では、教師からさして重要でもない情報を頭に詰め込めと口やかましく言われるので、子供たちは正しく考えたり、教えられたことをきちんと分析する暇もない。

と学校や教育制度を批判したりしています。

考えないこと、つまり、流されることが大半の人にとっていいことだと言われている風潮やことがらから逆らうことが、何より大切だというのがこの本のメッセージでした。



最近では、やっと学校教育の詰め込みを批判する人もあらわれましたが、ナポレオン・ヒルが1938年の時点でこれを1つの本としてまとめるほどに、考えを確立していたのは驚きでした。

今までの自己啓発本とはかなり印象が異なりますが、自分の固定観念を再認識できる良い読書体験となりました。
おすすめですので是非読んでみてください!

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