強迫症は損失嫌悪が高い


2017年に以下の論文が投稿されました。

強迫症だと損失嫌悪が高いが、薬物療法により改善されるという結果です。

Increased loss aversion in unmedicated patients with obsessive-compulsive

Front. Psychiatry | 2017

損失嫌悪とは、人は何か同じ価値のものを得ることよりも、同じ価値を失う事の方を高く見積もってしまうという性質のことです。

大抵の人間には損失嫌悪が存在しており、不合理な考え方をしてしまっています。

しかし、強迫性障害の患者はさらに損失嫌悪が高いということが分かったそうです。



また、強迫性障害の一種で、強迫性ボーディングというものを捨てられないという症状が現れることがあります。

成人の2-5パーセントほどが発症するといわれています。

これらの人々の部屋は大抵の人がゴミとして扱うようなものまでもが、溢れかえっていることがあります。

ものを捨てられない=損したくない=損失嫌悪が高い

という思考回路に陥っているのかもしれません。

強迫症とまでは言わないにしても、部屋がいらないもので溢れかえっている人は、それを失うことの損失を実際以上に見積もってしまっていないか一度考え直してみると、ものを減らすのに役立つかもしれません。


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