映画「セブン」


セブンとは、7つの大罪になぞらえた連続殺人を追う2人の刑事(モーガン・フリーマン、ブラッド・ピッド)がプライベートでも交流を深めながら、事件の核心に近づくも、犯人(ケビン・スペイシー)のターゲットとしても狙われ始めてしまうという話。

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7つの大罪とは
「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」
を指しています。
犯人は7つの大罪を犯している人間を独自の視点で選び出し、法律外で裁く。つまり殺そうとします。

グロいシーンが多いので、手放しでオススメできません。ですが、法律で裁かれない人間の中にある罪悪は、裁かれないまま放置されているけれど、それはみんなどうやって折り合いをつけていくべきなのか、考えされる映画だったので、残酷なシーンがまるでダメという人以外なら、見て欲しいなと思う。

以降、ネタバレ

主人公のうち、一人目のモーガン・フリーマン演じる刑事はもちろん前科もなければ、ブラッド・ピッド演じる後輩の刑事にも、その妻にも慕われていて、善人として生きているように見えます。

しかし、過去に当時付き合っていたパートナーを中絶させたという過去があります。

モーガン・フリーマン演じるこの刑事を通して、普通の人の中にある悪について考えさせられました。
ブラッド・ピッドは反面、今までにこれといって罪悪感に苛まれるようなことをせずに生きてきて、潔癖だという設定です。そのため、刑事という職業に入れ込んでいて、七つの大罪になぞらえたこの連続殺人事件を解決することに没頭していきます。
二人の刑事が追っている連続殺人犯ケビンスペイシーは、7つの大罪を本人の許容範囲を超える範囲で犯させることで、今まで自分自身が望んで行ってきたことに、苦しみながら死ぬことになるという、やり方で罪を償わせつつ、死に至らせようとします。
例えば、最初の殺人は、『暴食』の罪を犯している人間、つまり相当な肥満体の人間に、胃袋が破裂するまで食べさせて殺すというもの。
これをもって思うのは、ある程度までなら、心地よい、快楽を感じることでも、逸脱すれば、苦痛に転じるのは明らかだけど、それは人それぞれだということでした。
食べ物を食べて満腹を感じるのは人それぞれで、痩せているひともいれば、太っている人もいます。また、同じ体重でもる、常にダイエットしなければと思い込んでいる人もいれば、全く気にしていない人もいます。
セブンの中で、連続殺人犯ケヴィン・スペイシーは、自分の基準で殺すターゲットを選んでいたが、本人は特に悪いと思っていなかったはずです。それが生活の一部となっていただろうし、被害者から見れば、他にも自分と同じレベルで「暴食」の罪を犯している人がいるのに、なぜ自分が殺しのターゲットになったのかと、まったく理解できないはずです。
また、最後のシーンで、犯人はブラッド・ピッドの妻を殺し、砂漠の真ん中にその首を配達させ、ブラッド・ピッドに自分を嫉妬という罪を犯した最後の犠牲者として殺させます。
ブラッド・ピッドが最後に発砲するシーンは、特に激しい感情表現はなかったから、その時は、多少違和感を感じてしまったけど、今まで生きてきたことと反して、激しい怒りに任せて行動する時は、案外感情は表に出ないのかもしれないと後で思いました。
誰よりも先に、モーガン・フリーマンが箱の中身を見るが、その時、自分も犯人を殺してしまいそうになるから、わざと犯人の挑発に乗る前に銃を投げ捨ててから、ブラッド・ピッドと犯人の元に駆け寄るというシーンがあります。このシーンをみて、人間の弱さとそれに対処する術を学んだ気がしました。
なかなかできないけれど、自分自身の、心の弱さに自信がないゆえに先読みして行動するこのシーンをみて、結局のところ、心や意思、感情を制御なんてなかなかできるものではないから、その選択をしないように、うまく誘惑、刺激から逃げ続けることしか私たち人間にはできないのかもしれないなと思いました。
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