才能を伸ばすシンプルな方法


著者は雑誌の取材で世界各地の才能開発所を訪問した経験があり、この本は才能開発に関する新しい科学についても言及されている。

具体的には、才能は遺伝よりもむしろ行動によって培われるという考えを持つアンダースエリクソン、ダグラスフィールズ、ロバートビョーク博士らの考えを紹介している。

著者の本を書こうと思い立ったきっかけは、スパルタク テニスクラブでの視察だった。

このクラブて行われていることを、持ち帰り、身の回りで実践してみると劇的な効果が現れた。

それは、

新しい動きを大げさに表現する

練習スペースを縮小する

仮眠をとる

などだった。

そのような秘訣を著者は世界各地の才能開発に関する施設で拾い集め、いつしかかなりの量に達したので、科学的根拠とともに一冊の本にまとめたのがこの本だ。

この本は3つの章にわかれていて

1 モチベーションに火をつけ、スキルの青写真を描く

2 最小の時間で最大の上達を目指す

3 長期的成功を収めるための習慣を確立する方法の紹介

今回は1章の前半についてまとめようと思う。

なりたい人をじっと見つめる

どの才能開発所でも、学習者に膨大な時間を費やして、その道の超一流のエキスパートを観察するように促すそうだ。

まず、学習者に必要なのは、なりたい人を毎日観察し、そのイメージを脳裏に焼き付けること、自分もそうなれると思い込むことだからだ。

憧れの人と接点を持つだけでもモチベーションはかなり上がるし、ある国で1人のプロが生まれると、優れた選手が後に続いて多く生まれるということはよく聞く話だ。憧れの選手の写真や動画を見るだけで、意識はかなり変わる。

達人のスキルを脳内で疑似体験する

次に、達人のスキルをできるだけ再現できるようにパターンを繰り返す。

例えば、肉体的スキルを伸ばしたければ、動きとリズムを意識して、相手の体の中に入り込んだ様子をイメージする。

知的なスキルの場合、チェスだったら、名勝負を一手ごとに心の中で再現し、講演家は名演説をそのままの抑揚で何度も繰り返す。

ピカソが優れた芸術家は借りる。偉大な芸術家は盗む。と言ったように、達人のスキルを何度も再現して盗む、つまり自分のものにしてしまうことがこの段階で重要になる。

そして、やりっぱなしにするのではなく、今日の結果、明日の課題、翌週の目標をメモして、自分の状況、やったことを把握することが大切だ。

背伸びしよう

世の中はミスを悪いと決めつけるし、私たち自身もミスすることを恐れてしまうことが多い。

けれど、自分の能力の向上を一番に考えると、ミスというのはすごく意味のある事になる。

なぜなら、自分の能力の限界付近のことをしたということの証明になるし、そこから得られる情報はこれから軌道修正するためにすごく大切な情報になるからだ。

この『背伸び』をすることが脳にあたらしい神経回路を作り出す唯一の方法だ。

生産的なミスをするためには、普通では奇妙で異様な行動を率先してやってみよう。

例えば、メドウマウント音楽学校の生徒は、通行人がどの曲を聴いているのかわからないほどの超スローテンポで演奏することにより、通常のスピードの演奏では見つけることのできない細かなミスを発見するそうだ。

いつもの練習にこだわるのはやめよう。

豪華な環境よりも質素な環境を

私たちはとかく豪華な道具さえあれば、もっとうまくなれるのにと考えがちだし、世の中にはそういった人たちのためにバラエティーに富んだ商品が用意され、つねにそういった商品を売りつけようとする企業の挑発にさらされている。

でも用途に応じた包丁を10本用意したとしても1本の包丁を持った職人に料理の腕で勝てない。

豪華さは、『これさえあればもう大丈夫』『やっと成功したのだから、そんなに頑張らなくてもいいか』などと無意識に人を安心させてしまう。

それに比べて、飾り気のない質素な空間は気持ちを落ち着けて目の前の課題に集中させてくれる。

もし選べるのなら、質素な環境を選ぼう。

ハードスキルとソフトスキル

ハードスキルというのはいつもできるだけ正確に行われるべき行為のことだ。(例えばテニスのサーブなど)

一方、ソフトスキルというのは状況に柔軟に対応するためのスキルのことを指す。(例えば、サッカー選手がディフェンスの弱点を見抜いて攻撃に転じる行為など)

まずはソフトスキルとハードスキルのどちらを伸ばしたいのか、見極めよう。

一つの基準は、そのスキルが教師に教えられるものかどうかだ。例えばハードスキルを主とするバイオリン奏者やフィギュアスケート選手は常にコーチがついているが、ソフトスキルを求められる経営者や大道芸人はコーチの指導を受けない。
思ったより長くなってしまいました。。

けど個人的には面白い本だったし、いろんなチップスが乗ってたのでまとめちゃおうと思います。

ハードスキルのもっとも大切な要素

ハードスキルでは、できるだけ正確に行うことが最も重視される。

それを達成するには何度も繰り返すことが大事になる。

測定できる要素があるのならば、それを毎回測って、自分の能力の伸び率を記録してみるとよい。

1度に行うのはできるだけ単純であることがいい。

ソフトスキルのもっとも大切な要素

ソフトスキルを伸ばすのはできるだけ困難な状況で、いつも自分に試練を与える方法を探している積極果敢で、好奇心旺盛で、実験好きなタイプをめざす。

例えば、ブラジルのサッカーチームではバスケットコートほどの大きさの中で展開がものすごく早い5対5の独特のゲームで選手を鍛える。通常の6倍の接触プレーを引き起こすため、即座にパターンを読む能力が養われる。

よいコーチに出会おう

よいコーチを見極めるときのポイント

・すばらしいコーチと出会うと、畏敬の念が湧き上がり、少し脅されるような感覚になる。

・簡潔で明確なアドバイスを与えてくれる。すぐれたコーチは雑談に時間を費やすようなことはしない。

・基礎を重視してくれる。

 

才能を伸ばすシンプルな本

 

 

 

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