幻覚症状について描かれた映画


 

今まで見た映画で、幻覚症状、もしくは統合失調症について描かれたものでは

ビューティフルマインド、ブラックスワンが特に印象的だった。

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ビューティフル・マインドは統合失調症でノーベル賞を受賞した実在の数学者、ジョン・ナッシュが主人公の映画。

ブラックスワンはバレリーナを演じるナタリー・ポートマンが主演を勝ち取るための争いの中で、同世代のライバルからのプレッシャーや母親からの過剰な干渉で、精神を病んでいき幻覚に悩まされるという映画。

ビューティフルマインドでは、作中に緑を効果的に使っていた。

作中では、主人公のジョン・ナッシュが数式をノートやメモ帖に書き込む際に、常にグリーンの色鉛筆で書き込んでいた。

▼こういうの

三菱鉛筆 ダーマトグラフ 水性 緑 1P

主人公の洋服、親友の洋服にもグリーンが多く使われていた。

緑というのは想像力を豊かにする効果がある一方、自分の想像の世界にこもりがちなるという逆効果をもたらすらしい。

色の秘密 色彩学入門 (文春文庫)

もしかすると、そういった心理効果を知っていたうえでの演出なのか、それともジョン・ナッシュさんの実際のエピソードを参考にしたうえでなのか私は知らない。

ただ、統合失調症患者が緑を好むという設定に、何らかの意味がありそうで興味深かった。

特定の精神疾患患者が一つの色を好んだり、嫌ったりという話はよく聞く。

ある種の精神活動と特定の色が共鳴しあったり、反発しあったりというのは、一般的なのかもしれないなと思った。

ブラックスワンで特にすごいと思ったのは、恐怖を感じたとき、痛みを感じたときのカメラワークが、実際の私たちの感じている、主観的な世界をうまく表現していて、素晴らしいと思った。

痛みを感じているとき、その体の一部分にしか意識が向かないときがある。

例えば、爪が割れてしまったとき、勉強に集中しなくてはならないのにそこばかり気になってしまう。

なんの異常もないときは、ほとんど意識に上らないのに。ほかのことを考えていても、その部分が気になってしまう。

そういった意識の集中をうまくカメラワークで表現していた。

あとは安全だ、誰にも見られていないと思っていたから、他人には見られたくないことをしていたのに、突然誰かの存在に気づいたとき。

一瞬で心拍数が上がり、その誰かの存在に視線が吸い寄せられ、それまでにやっていたことから完全に意識がそがれてしまう。

そういった場面での主観的な感情表現がすごく忠実に再現されていた。

ただ、素晴らしいと思う反面、あまりに主人公に共感してしまって、実際に痛みや恐怖を感じているように錯覚してしまい、見終わった後、非常に疲れた思い出がある。

一度しか見ていないけれど、すごく印象に残っている。

私の中では、いい映画だと思うけど、あまりに体力を使うので、もう一度見返すには感情的な障壁を感じる不思議な作品になっている。

 

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3 thoughts on “幻覚症状について描かれた映画

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